メルカリAdsの費用はいくら?課金の仕組みと、費用対効果を上げる入札・予算の考え方
メルカリ広告(メルカリAds)を検討するとき、最初に気になるのは「いくらかかるのか」「少額でも試せるのか」ではないでしょうか。
メルカリ広告はクリック課金型の広告で、1日の予算を決めて配信できるため、少額から試せます。ただし、同じ予算でも入札額の決め方次第で、配信量もクリック単価も大きく変わるというのが、当社が運用してきた実感です。
この記事では、mercari Ads 認定パートナーとして運用代行を行う株式会社アイジールが、メルカリ広告の課金の仕組みと、費用を無駄にしないための入札・予算の考え方を、運用の所感を交えて解説します。
課金の仕組み
クリックされたときに費用が発生する
メルカリ広告は、広告がクリックされたときに費用が発生するクリック課金型の広告です。広告が表示されただけでは費用はかかりません。
キャンペーンや広告グループごとに1日の予算を設定できるため、「まず少額で配信して、商材との相性を確かめてから予算を増やす」という進め方ができます。新しい媒体を試すときの金銭的なハードルは低いと言えます。
請求は月末締め
利用料金は月末締めで計算され、翌月5営業日以内に請求書が発行されます。支払いは月末締め・翌々月末払いです(公式FAQより)。
クリック単価はどう決まるか
クリック課金型の広告では、一般的に入札額(1クリックに支払える上限額)と広告の品質によって、表示される頻度や実際の支払額が決まります。
クリック単価の水準はメニューや時期によって変わるため、この記事では相場の金額ではなく、「どう入札すれば費用対効果が上がりやすいか」に絞って解説します。
入札額の決め方
最初は高めに入札するのが当社の基本方針
メルカリ広告を始めるとき、当社では最初は高めに入札し、配信が安定してから少しずつ下げることを基本にしています。
「クリック単価を抑えたいのに、なぜ高く入れるのか」と感じるかもしれません。これは、当社が運用する中で次のような傾向を感じているためです。
- 配信初期のクリック率が、その後の配信に影響しているように見える 配信開始直後にクリック率が高かった広告は、その後も表示されやすく、クリック単価も下がりやすいと感じています。
- 掲載位置の違いが、あまり加味されていないように感じる 一般的な広告媒体では、目立たない位置に表示された広告のクリック率を割り引いて評価するなど、掲載位置を考慮した仕組みが使われています。メルカリ広告では、当社の運用で見る限り、クリック率そのものの影響が大きいように感じられるケースがあります。
- そのため、最初に上位に表示させて高いクリック率を得ると、有利に働く場合がある 目立つ位置で配信を始めた広告のほうが、結果としてクリック単価が下がった事例もありました。
反対に、最初から低い入札額で始めた広告グループでは、クリック率が伸びず、広告そのものが配信されにくくなったこともあります。
もちろん、媒体の仕組みは公開されておらず、商材やクリエイティブによって結果は変わります。「最初は入札を惜しまず、クリック率が出るか見る」という進め方を、当社では一つの選択肢として採用しています。
高めの入札は、必ず1日の予算とセットにする
高めに入札するときに必ず設定しておきたいのが、1日の予算の上限です。
入札額を高くすると表示される機会が一気に増えるため、上限を決めていないと、早い時間に1日分の予算を使い切ってしまうことがあります。「入札は高く、予算の上限で使いすぎを止める」という組み合わせでコントロールするのが原則です。
当社では、初めのうちは1日数千円程度の予算で配信し、数値を見ながら入札額と予算を調整していくことが多いです。
なお、当社が利用している管理画面では、キャンペーンと広告グループの両方に「1日の予算」の設定欄があります。どちらの階層で予算を管理するかを決めてから設定しましょう。
数値が反映されるまで入札額を上げない
メルカリ広告のレポートでは、表示回数・クリック数・広告費は約1時間ごとに、コンバージョンはおおよそ4時間ごと以上の頻度で更新されます(公式FAQより)。
配信開始直後に「表示されない」「成果が付かない」と判断して入札額をさらに上げると、後からまとめて数値が反映され、想定以上に費用を使っていたということになりかねません。配信初日は、数値の反映を待ってから判断してください。
配信が落ち着いたら、少しずつ下げる
クリック率とクリック単価が安定してきたら、入札額を少しずつ下げていきます。配信量やクリック率の変化を見ながら、段階的に調整するのがポイントです。
自動入札をすぐに使わない理由
メルカリ広告には「自動入札」も用意されており、当社が確認した管理画面では、広告グループを作成するときの初期設定が自動入札になっています。
ただし、当社では配信初期は手動入札で運用することを基本にしています。自動入札は、目標とする獲得単価に向けて入札を自動調整する仕組みですが、判断材料となるデータが十分に蓄積されていない段階では、意図どおりに動作しないことがあるためです。まずは手動で入札をコントロールし、配信と成果のデータが揃ってから、自動入札を試すかどうかを判断します。
クリック単価の安さだけで判断しない
費用を抑えようとすると、クリック単価の安い配信先を選びたくなります。ただし、クリック単価が安いからといって、費用対効果が高いとは限りません。
属性が「不明」のユーザー
ターゲティングの性別・年齢などには「不明」という区分があります。当社の運用では、属性が不明のユーザーへの配信はクリック単価が安く、配信量も多い一方で、成果につながりにくい傾向が見られます。
そのため当社では、成果を狙う配信で「不明」を配信対象から外すことを基本にしています。配信量は大きく減りますが、費やした広告費が成果につながりやすくなると考えています。
PC・スマートフォンのWebブラウザ
デバイスやプラットフォームによっても成果の出方は変わります。当社の運用では、PCやスマートフォンのWebブラウザからの閲覧は成果につながりにくい傾向があり、アプリ経由の配信を中心にしています。
いずれも商材によって結果は変わるため、配信後にレポートで属性ごとの成果を確認し、配信先を調整していきます。
代理店に運用を任せる場合の費用
運用手数料の考え方
代理店に運用を任せる場合は、広告費とは別に運用手数料がかかります。一般的には、広告費に対する料率で月額を計算し、最低金額を設ける形が多く、当社も同様の形でお受けしています。金額は、ご予算と支援の範囲(計測タグの実装・クリエイティブ制作などを含むかどうか)に応じてご提示します。
広告費の立て替え
メルカリ広告は請求書払いのため、代理店が運用する場合は、代理店が広告費をいったん立て替え、広告主に請求する形になることがあります。広告費の支払いの流れと立て替えの有無は、契約前に確認しておきましょう。
まとめ:少額でテスト → 数値を見て予算を配分する
- メルカリ広告はクリック課金で、1日の予算を決めて少額から始められる
- 当社では、最初は高めに入札してクリック率が出るかを見る進め方を取っている
- 高めの入札は、必ず1日の予算の上限とセットにする
- 数値の反映を待ってから判断し、配信が落ち着いたら入札額を少しずつ下げる
- クリック単価の安さだけで配信先を選ばない
メルカリ広告は、開始時の費用面のハードルが低い一方で、最初の入札額の決め方によって、その後の費用対効果が変わりやすい媒体だと感じています。まずは少額で相性を確かめ、数値を見ながら予算を配分していきましょう。
メルカリ広告の費用・運用をご相談中の方へ
株式会社アイジールは、mercari Ads 認定パートナーとして、ご予算に応じた入札・予算の設計から、日々の運用・レポート作成までを代行しています。
「どのくらいの予算から始めればいいか分からない」という段階からご相談ください。
「メルカリ」「mercari Ads」は株式会社メルカリの商標です。本記事は当社が同社の認定パートナーとして提供する運用代行サービスに関連する情報であり、同社が本記事の内容を保証するものではありません。入札・配信に関する記述は当社の運用上の所感であり、媒体の仕組みを説明するものではありません。管理画面の仕様は2026年9月時点のもので、変更される場合があります。