メルカリ広告(メルカリAds)とは?広告の種類・費用・向いている商材を運用代行の視点で解説
「検索広告もSNS広告もクリック単価が上がってきて、次に試せる媒体を探している」。そんなときに候補に挙がることが増えているのが、メルカリ広告(メルカリAds)です。
名前は聞いたことがあっても、「フリマアプリに広告を出して、本当に売れるのか」「自社の商材で使えるのか」が分からず、検討が進まない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、mercari Ads 認定パートナーとして運用代行を行う株式会社アイジールが、メルカリ広告の仕組み・広告の種類・ターゲティング・費用の考え方を整理し、実際に管理画面で入稿・運用して分かった注意点まで解説します。
メルカリ広告(メルカリAds)とは
メルカリ広告(mercari Ads)は、株式会社メルカリが提供する広告サービスです。フリマアプリ「メルカリ」内に、自社の商品やサービスの広告を掲載できます。
月間2,300万人が使うフリマアプリに掲載できる広告
メルカリは、月間2,300万人に利用されているフリマアプリです(2025年2月の同社プレスリリースより)。
検索広告やSNS広告と異なるのは、「何かを探して買う・売る」ために利用されるアプリ内に広告が表示される点です。ユーザーは商品を検索し、商品ページを見比べながら、購入を検討しています。
購入を検討している最中のユーザーに届く
メルカリを開いているユーザーは、欲しいものを探したり、出品されている商品を見比べたりしています。「買い物のモード」に入っている人に広告を見てもらえることが、他の媒体にはない特徴です。
広告メニューの種類
メルカリ広告には、表示形式や入稿方法の異なる広告メニューがあります。ここでは、当社が運用で使っている主なメニューを紹介します。
ディスプレイ広告
画像で配信する広告です。性別・年齢などのターゲティングを指定して配信します。
見出しや説明文を入力する欄がなく、画像だけで訴求するのが特徴です(後述の「運用して分かった注意点」で詳しく触れます)。
インフィード広告
検索結果などに表示される広告です。画像に加えてタイトルを設定します(タイトルは必須です)。
検索キーワードを指定して配信できるのが特徴です。「特定の言葉で探している人」に届けたい場合に使います。
プロダクト広告
商品データ(データフィード)を連携して、商品単位で配信する広告です。ECサイトで多くの商品を販売している企業に向いています。Google Merchant Centerのデータフィードをそのまま流用することも可能です。
使えるターゲティング
性別・年齢・職業・居住地・デバイス
当社が利用している管理画面(2026年9月時点)では、次の条件で配信先を指定できます。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 居住地(都道府県単位)
- デバイス(iOS / Android / PC)
- プラットフォーム(アプリ / Web)
検索キーワードで配信するならインフィード広告
検索キーワードによるターゲティングは、インフィード広告で使えます。当社の運用では、指定したキーワードと完全に一致する検索だけでなく、意味の近い検索にも広く表示されるケースが見られます。関係のない検索で表示されるのを防ぐため、除外キーワードを最初から設定しておくことをおすすめします。
費用の考え方:クリック課金
メルカリ広告はクリック課金型の広告です。広告が表示されただけでは費用はかからず、クリックされたときに費用が発生します。
1日の予算を設定して配信できるため、「まず少額で試して、相性を見てから予算を増やす」という進め方がしやすい媒体です。
支払いは請求書払いです。月末締めで、翌月5営業日以内に請求書が発行されます(公式FAQより)。代理店に運用を任せる場合は、広告費を代理店が立て替えることもあります。入札の決め方や予算の組み方は、別の記事で詳しく解説します。
向いている商材・向かない商材
当社の運用経験から、メルカリ広告と相性が良いと考えているのは次のような商材です。
- 物販・EC:メルカリの利用目的である「買い物」と、広告の内容が直接つながるもの
- 成果地点が浅い商材:購入、お試し、会員登録など、広告を見てからすぐに行動できるもの
反対に、高額で検討期間の長い商材や、面談・来店などの深い成果地点を設定する商材は、広告からすぐに成果につながりにくい傾向があります。
また、広告はメルカリ所定の審査基準に基づいて審査されます。詳しくは「メルカリAdsに向いている商材は?相性の見分け方と、出稿前に確認したいこと」の記事で解説します。
運用して分かった注意点
ここからは、実際に管理画面で入稿・運用して分かった点を紹介します。
ディスプレイ広告は画像だけで訴求する
当社が確認した管理画面では、ディスプレイ広告の入稿画面に見出しや説明文の入力欄がありません。登録するのは画像とリンク先のURLだけです。
そのため、「誰に向けた、何の広告か」を画像内の文字で伝える必要があります。広告文を先に考えても入力する欄がないため、最初からバナーのデザインとコピーをセットで作るのが前提です。なお、画像内に文字が含まれていても問題はなく、文字の割合にも制限はありません(公式FAQより)。
画像の比率もメニューによって異なります。ディスプレイ広告は横長(600×500)、インフィード広告は正方形です。同じ画像を使い回せないため、使用するメニューを決めてから制作に入ると手戻りがありません。
数値の反映には時間がかかるため、初日は待つ
メルカリ広告のレポートは、表示回数・クリック数・広告費は約1時間ごと、コンバージョンはおおよそ4時間ごと以上の頻度で更新されます(公式FAQより)。
配信を始めた直後に「表示回数が反映されない」「成果が計上されない」という理由で入札額を上げると、後からまとめて数値が反映され、想定以上に予算を使っていたことが分かる場合があります。配信初日は数値の反映を待ち、1日の予算上限を必ず設定しておくのが安全です。
計測はLPから成果までを同じドメインで行う
Webサイトでの購入や会員登録は、メルカリ広告の計測タグを設置すれば計測できます。ただし、LPへの訪問からコンバージョンまでを同じドメイン内で行う必要があり、ドメインをまたぐ計測はサポートされていません(公式FAQより)。LPと申し込みフォームのドメインが分かれている場合は、配信前に構成を確認しておきましょう。
まとめ:まず少額で相性を確かめる
- メルカリ広告は、月間2,300万人が「買う・売る」ために使うアプリに掲載できる広告
- 画像で配信するディスプレイ広告、検索キーワードで配信できるインフィード広告、商品データで配信するプロダクト広告がある
- クリック課金で、1日の予算を決めて少額から試せる
- ディスプレイ広告は画像だけで訴求し、数値の反映には時間がかかる
検索広告やSNS広告と性質が異なるからこそ、相性の良い商材では他の媒体で得られない成果が期待できます。まずは少額で相性を確かめ、数値を確認してから予算を配分する進め方がおすすめです。
メルカリ広告の運用をご検討中の方へ
株式会社アイジールは、mercari Ads 認定パートナーとして、アカウントの設計・計測環境の構築から、日々の配信運用・クリエイティブ制作・レポート作成までを代行しています。
「自社の商材がメルカリ広告に合うか分からない」という段階からご相談ください。合わないと判断した場合は、その理由もお伝えします。
「メルカリ」「mercari Ads」は株式会社メルカリの商標です。本記事は当社が同社の認定パートナーとして提供する運用代行サービスに関連する情報であり、同社が本記事の内容を保証するものではありません。管理画面の仕様・運用の所感は2026年9月時点で当社が確認したもので、変更される場合があります。